科目群
産学官連携
科目名
地域連携
研修時間
90分
講義形式
講義
評価方法
試験
概要
ここで言う”地域連携”は、ある一定の地域の中で、大学外セクターとの連携により、研究・教育活動の活性化という視点だけでなく、大学のリソースによって大学以外のセクターに、ある種の価値をもたらすことを意図しておこなう取組であり、イニシャチブを取る主体となるセクターは特に問うものではない。しかしながらセクターに依存してその性格は大きく変化する。こうした地域連携の意義や性格を理解し、地域の抱える課題、地域の自治体や企業、金融機関、教育機関をはじめとする地域のステークホルダー、連携方法、学生の参画、地域連携における留意点について基本的な知識を習得する。
達成目標
- 地域連携という言葉の概念を事例をベースにして理解できること。
- イニシャチブを取るセクターによって,この地域連携の性格がどのように変化するか,習得する
- 地域連携において,大学の持つリソースがどのように活用されるのか,及びそのリソースの限界性についても理解する
- 地域連携システムやプロジェクトがどのような手段で構築され,どういったシステムが持続性を担保出来るのか,事例をベースに理解する
- 地域の課題,ステークホルダー,連携方法について理解する。
- 地域連携によるプロジェクト組成,チーム組成について理解する。
キーワード
地域連携、社会貢献、地域課題の解決、地方創生、自治体との連携、金融機関との連携、連携協定、プロジェクト組成、チーム組成
内容
- 概論
・大学における地域連携の意義と狙い、大学・研究機関等における位置づけ
・地域活性化に向けた国等の施策
- 地域連携の仕組みと方法
・地域の課題を知る
・大学外セクターの性格の把握(自治体(都道府県、市町村):地域企業:金融機関:教育機関(小中学校、高等学校、高専、専門学校等):各種団体(商工会議所、事業組合、地域コミュニティ等))
・地域連携の仕組みと方法(包括連携協定:共同研究、受託研究、技術指導、寄附講座:地域課題を解決する連携プロジェクト、人材育成:産業人材育成や市民公開講座の開催、出前講義・各種セミナーへの講師派遣:研究機器・施設等の開放:人材交流)
- イニシャチブを取るセクターによって”地域連携”の性格はどのように変わるのか?
- 地域連携の事例
・COCプロジェクト、・地域イノベーションエコシステム、・地方創生プロジェクト、・Design-I、・リビングラボ、フューチャーセンター ほか