認定の基本スキーム
本事業では,「リサーチ・アドミニストレーター(URA)を育成・確保するシステムの整備」(スキル標準の作成)のスキル標準,リサーチ・アドミニストレーター活動の強化に関する検討会,リサーチ・アドミニストレター認定制度導入推進委員会の議論を踏まえ,「認定URAに申請の可能性のあるURA」,「認定URA」,「認定専門URA」を認定制度の枠組みの中に位置付け,そのうち認定URAと認定専門URAを認定対象としています。
なお,認定を有さなくても認定URAあるいは認定専門URAと同レベルの能力を有し,業務に従事するURAあるいはURA類似職もいるとの前提で検討されています。これはこの認定制度が能力認定制度であり,名称独占の対象となるような国家資格ではないからです。
本事業におけるURAの業務とレベルの人材像(2020/7/28更新)
令和元年度事業において定義された認定されるURAの人材像を示します。なお,今年度はURAという表現に加え,類似職も明示することで,URAという職名に関わらずURA関連業務に従事している方を対象とすることを明確にしました。
URA人材
大学等組織全体を俯瞰しながら,学術的専門性を理解しつつ,自身の業務に関する専門性とセクターに偏らない能力を駆使して,多様な研究活動とそれを中心に派生する様々な業務に積極的かつ創造性をもって関わり,研究者あるいは研究グループの研究活動を活性化させ,組織全体の機能強化を支える人材。
認定されるURAの人材像
呼称(認定証に書かれる名称) | 人材像 |
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認定URA |
URA(あるいは類似職)として関わる業務全般の知識を一定レベル以上備え,かつ大学等,我が国の研究組織での一つ以上の中核的業務*の経験を有し,研究者,研究グループの研究活動の活性化に主体的に関わる能力を備えた人材。 |
認定専門URA |
URA(あるいは類似職)として十分な実績を有しており,一つ以上の中核的業務*に関する卓越した能力を備え,組織内外の関係者と協力して研究者,研究グループの研究活動の活性化に重要な位置付けで寄与するとともに,組織の機能強化に貢献できる人材。 |
*中核的業務:当該URAが主に従事している業務のこと